我が家のモットーは「家族仲良く、楽しく、美味しく!」
自然の恵みに感謝し、共に育て、作り味わうこと、想いを伝えあうことを大切に暮らしています。今は成長し、自分自身の活動が忙しくなった娘ですが、物心ついた頃から小学校までの間は、田畑の仕事やお蔵の仕事を積極的に手伝ってくれました。
そんな娘が、小学1年生の時にこんな作文を書きました。
「たのしい三ぶんの一こ」
わたしのいえでは、
いつも「三ぶんの一こ」をします。
おいしいケーキもバナナもおまんじゅうも、
みんな三ぶんの一こずつです。
おとうさんとおかあさんとわたしでわけっこしてたべます。
ときどき、まるまる一こになるときもあるけど、
それはとくべつなときです。
わたしは、たまにまるまる一こがいいなあとおもいます。
でも、三ぶんの一こは、三人でおんなじものをおいしくたべられるから、
おいしいねといいあえてたのしいです。
おかあさんは、わたしに
「たべものだけじゃないよ。うれしいことも、かなしいことも、
たいへんなことも、三ぶんの一こだよ。」
といいます。
わたしは、そのほうがいいなあとおもいます。
だから、おとうさんのはたけやおみそのてつだいも、
三ぶんの一こしています。
おとうさんとおかあさんとわたし、これからも「三ぶんの一こ」です。
家族で囲む食卓には笑いが絶えません。会話を大切にしたいので、家族団らんの時間にテレビがついていることはまずありません。三人で音楽会に足を運んだり、国内海外を問わず自由な旅に出かけたりすることも大好きです。家族で同じ風や音や景色に触れ、感じあい伝えあえることは幸せなことだと実感しています。自然の恵みをいただく食と同様に、これらの経験も、私たちを作るかけがえのない素材であると思います。